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2018年11月のメッセージ

『 中学生~14歳の天才 』

 


 

 という題名をつけたら、皆さんは将棋の藤井聡太七段、卓球の張本智和選手、サッカーの久保建英選手あたりをすぐに思い浮かべるかもしれません。

僕の今年の目標の一つは読書60冊だったのですが、出会ってしまいました、凄い中学生に。鈴木るりか著『さよなら田中さん』昨年秋に刊行された本で、なんでも3年連続で小学館の「12才の文学賞」を受賞した女の子です。

掛け値なしにこの本は面白いです。母一人娘一人、世間の荒波にもまれて苦労を重ねて…昔のNHK連続ドラマ『おしん』のような涙ホロリの物語-かと思いきや、極貧の状況を明るく楽しげに日々を送って生き抜いていく、他人をきちんと前向きにリスペクトできる主人公の小学6年生田中花実ちゃん繰り広げる数々の日常的ドラマ。ちびまる子ちゃんやサザエさんが好きな方は必ずハマると思います。

花実ちゃんのお母さんがまた個性的で凄い!強烈に逞しく明るい母ちゃん(しかも想像するに日に焼けてボサボサで化粧っ気もないけど多分僕の想像では美人のはず…)なのです。世話好き大家さんの紹介の見合いで思わぬ展開に二人が巻き込まれかけたり、ばったり出くわした花実ちゃんの同級生がふらふらっと橋から身を投げそうなところを二人で助けたり。でも、ウルっとくるようなところも随所にありで。次に書く本も是非読みたい!

 アスリートや将棋の天才中学生が日々のストイックなまでの練習や努力の積み重ねで天賦の才を伸ばしていくストーリーとかドキュメントにも同時代を生きていて感動しますが、15歳でこの想像力、構成力と平易な語彙力(難しい言葉ではなく平たい皆が使う言葉で分かり易く情景を思い浮かばせる技法というか文章力)の豊富さに、作家あさのあつこも感動した、というこの小説、是非読んでみてください!

 中学生ですから、プロの作家のように当面次から次へと新作は刊行できないでしょうが、次作が楽しみです。何しろ原稿を書くときは、集中すると次から次へと言葉が浮かんでくるそうです。好きな作家は志賀直哉だとか。

 読書の秋真っ盛りです。これは、という本の情報は是非ラプレター編集部?までご紹介ください!以上、小学館からの回し者-樋口のコラムでした~。

 

社長 

代表取締役 樋口繁樹

 

2018年9月のメッセージ

『 猛暑に一服の涼をもとめて 』

 


 

 今年の夏は7月上旬の梅雨明けとともに、一際暑いまさしく酷暑の日々が続いております。

冬が寒い年は夏が暑い!と昔の人は(だけでなく気象予報士も)言っておりましたが、今年は数年ぶり(四国の四万十市で40度を超えたのが確か5年前です)に半端ない!っていうやつです。

 昔から暑い時には≪涼を求めて≫をテーマにどこに行こうか、何をしようか、と考える性質なのですが、僕の選ぶ独断と偏見による≪三大『涼』情報≫を紹介します。

 堂々の第1位!【京都貴船の川床】

十数年前のことですが夏休みを使い愚妻を伴い京都へ旅行に行きました。風情ある街並みを楽しむつもりが3分歩くと息苦しくなり、京都盆地を実感させられる蒸し暑さに襲われ、街中から逃げるように鞍馬貴船方面の山へ涼を求め逃げました。そこには京都ならではの夏の暑さを涼やかに過ごす工夫で作られた川床料理旅館が軒を連ねており、私たち同様下界から涼を求め逃げてきた人々が沢山いました。外でのおもてなしで、出された塩鮎などの懐石料理は目で見て涼み、食して涼みで、時々川に足をつけてみたりして、身も心も涼感を堪能したことを今でも忘れません。きっと今年の夏はあの山の中が大渋滞なのではないかと察します。

 続いての第2位!【韓国釜山発祥のかき氷-『ソルビン』】

こうも暑いと体の芯から冷やしたい-そんな貴方にピッタリなのがかき氷ですね。食べて脳天にツーンとくる痛さがいいですよね。かき氷の中でもここ数年はまっているのが、韓国のかき氷『ピンス』です。そして中でも最近のお気に入りは『ソルビン』。ピンスの氷は日本のかき氷と同じように粒上のジャリジャリ食感ですが、ソルビンはパウダースノーです。なんでも氷自体にミルクが入っているので最後の一口まで美味しい!さらにトッピングがいい。きな粉、季節のフルーツ、イチゴにマンゴーさらにメロン。想像しただけでも冷や~っとします。(すみません、食べた人にしかわかりませんよね~)この夏休みに堪能しました!ちなみに釜山に行かなくても数年前に福岡にも出店しています。天神のVIORO地下2階にありますよ。 ツーンと脳天にきて冷える感じがこの夏には最高です!

 そして第3位!【博多湾の海風】

今年の山笠は梅雨明け後の猛暑で9日からどうなるのかいな~と思っていました。9日は御汐井取り。石堂橋で時間調整を兼ねた休憩を少しはさむのですが、夕方5時半から6時に御笠川にかかる石堂橋を吹き抜ける海風の一瞬の涼しさに、あ~昔のクーラーやら^扇風機やら文明の利器がなかった時代の人たちの行動パターンは理にかなっているなー、とつくづく思いました。川沿いに流れるように吹いてくる海風は体の芯からではなく、表面の汗を拭きとってくれるって感じでしょうか? 以上、僕が選ぶ勝手ながらの三大『涼情報』でした!

社長 

代表取締役 樋口繁樹

 

2018年7月のメッセージ

『 野生鴨と野良猫のこと 』

 

 久しぶりに近くの池周りでのウォーキングの時の話。

 早朝ウォーキングが心地よい季節から少々汗ばむ季節になってきました。  年明けの今年の初め、羽根がカラー色の雄鴨と茶色単色の雌鴨の追いかけっこから話は始まります。

早朝からけたたましい声で二組計4羽の鴨を何回か見かけておりました。人間でいえば婚活ですね。春先にめでたく二組ともゴールインしたようで、7羽の子鴨と4羽の子鴨を引き連れた2家族が誕生しました。手のひら程の大きさになった時に、子鴨7羽家族は引っ越しました。

残る4羽の家族は3羽、2羽と徐々に減っていき、育ちきれなかったのか、カラスあたりにやられたのか、と池のあたりをうろつく人たちの間で話題となっておりました。

 ある朝、母鴨と2羽の子鴨がいつものように池の端で餌を探しながらすいすいと泳いでおりました。そこでいつも池近くで見かける野良猫のうちの黒猫の方がすごい早業で子鴨を噛みくわえ、脱兎のごとく走り去っていったのです。

一瞬の出来事でした。いつものウォーキングメンバーは4~5名でパラパラと歩いている間隔も空いているので、「こらー!!!」と追いかける間もなく、「えっ!」と驚いているうちにその猫は走り去っていきました。

「カラスじゃなく、猫だったのか~!」皆びっくりです。

 弱肉強食、生態系といってしまえばそのとおり。でも最近はカメラマン岩合光昭さんの「世界ネコ歩き」人気もあり空前の猫ブームです。また、自宅近くの高宮や樋井川あたりでは「地域猫」活動もさかんです。

≪地域猫とは、もともとは野良猫だったのを地域のボランティアさんや住民の方たちの協力で、不妊・去勢手術をされ、毎日のご飯をもらい地域で管理されている猫たちのこと。不妊・去勢手術を終えた印として、高宮では耳先にVカットなどの印を入れています。≫

 子鴨がかわいそう、この野良猫、何てことを~!と思った後、今度はあの野良猫(2匹とも耳がカットされていないので地域猫ではありません)の日々を想像しました。

野良猫の飢え、不衛生な食事や水、暑さ寒さ、事故や病気、時には虐待などと毎日闘っていることを想像したことはあまりありませんでした。野生の鴨(野良鴨とはいいませんね~)と同様に、寿命10~15年といわれる飼い猫と比べ、野良猫の寿命は3~5年だそうです。子鴨が1ヶ月で半数以下になっていくのと同じです。

 「かわいそう~」、「憎たらしい~」、「かわいい~」など、人の動物に対する感情はその人の視点、考え方、立場によるものに過ぎません。人間社会の中でもまったく同じですけどね。だからこそ、「憎悪」というマイナス感情にだけは向かわないようにしないと!と改めて強く思った次第です。

社長 

代表取締役 樋口繁樹

 

2018年5月のメッセージ

『 一人一花運動のこと 』季節の花1Fロビー -top

 

 皆さんは今年2月から福岡市が取り組んでいる「一人一花」「一企業一花壇」運動のことを御存知ですか?

私は市政だよりを読んで知ったのですが、転入人口や国内外観光客の多い福岡・博多の街、縁あって訪れた皆さんを市民としておもてなしの心で迎え、この街を一層好きになってもらおう、そしてさらに福岡を魅力的な街にしていこう!という官民一体となった取り組みの事です。とても素晴らしい運動だと思います。

 そもそも福岡市は海も山も川も30分程度で遊びに行ける住みやすい街として知られていますが、市内中心部に大きな公園や緑地帯が案外少ないですよね。

大濠・舞鶴公園、警固公園、天神中央公園など都心部にはいくつか緑地公園はあっても、少し郊外の住宅街に足を延ばすとポケットパークやゲートボール場はあっても、まとまった花や緑の多い公園が少ないな~と思っておりました。

東京などは江戸の時代から大都会として発展していく中で、関東平野が広いゆえにおそらく意図的に緑地を残してきたのでしょうか、花や緑の多い憩いのスポットは案外あちらこちらにあります。札幌などは中心部の大通公園は中央分離帯自体が遊歩道公園として市民や観光客に親しまれ、雪祭りにも利用されています。仙台は『杜の都』と呼ばれるくらいで言わずもがなです。

 そういった中での行政の取り組みでしょうね、ラプロスとしても新年度から何らかの形で是非参画したいと考えております。

 実は当社が入っている日之出福岡ビルの大家さんは正月の門松に始まり、春には桜、夏には向日葵、クリスマスには樅の木のツリーなど季節の旬な花や木を1階ロビー・風除室にすごく大きなサイズで飾ってくださいます(写真)。

家主さんの心意気と粋な感性が伝わってきて、見るたびに嬉しくなります。

 天神のど真ん中を車で右折する際、渡辺通の中央分離帯の植栽ゾーンに咲いている色鮮やかなパンジーやチューリップにふと心が和んだり、優しい気持ちになることがあります。

個人としてうちの家人は忙しい時であればあるほど、意識的に家の中の要所に生花を挿します。私自身に生け花の心得やセンスはないのですが、花を美しい、きれいと愛でる気持ちは、心得とかセンスに関係なく万人に共通の感性だと思います。

思い起こせば田舎で育った私は小学校の時にたまに母から我が家の庭に咲いた花を数本切り花にして新聞紙にくるみ、学校に持っていかされておりました。でもそれは我が家だけでなく、友達の家も特に当番が決まっているわけでもないのに、かわるがわる持って行って、教室の花瓶に花を飾っていたことを思い出します。

 皆さんもぜひこの一人一花運動に積極的に取り組みませんか?別に福岡市役所に借りはありません…素直に良いと思うことをお勧めしているだけです。(^^)  

 

社長 

代表取締役 樋口繁樹

 

2018年3月のメッセージ

『 羽生選手の魂を揺さぶった演技 』

 

 平昌冬季五輪前半の段階の今日現在、日本選手のメダルラッシュに沸いてます。メダルの色は何色でも…と思うのですが、そうは言っても銀と銅が続くので、日本の金メダル第1号は果たしてどの競技なのか、と思っているところで羽生結弦選手の男子フィギュアの日を迎えました。

怪我がなければ本命中の本命だった羽生選手が復帰後初の公式競技が五輪という大舞台で、しかも4回転ジャンプを何回も跳ばないと勝てないという高レベルの戦いに参入できるのか?

ファンの皆も五輪の舞台に間に合っただけで本当に良かった!あとは正直観ている皆、祈るような気持ちだったと思います。

 ショートプログラムの完璧な演技は鳥肌が立ちました!でもそれはそれで、今度はフリーの4分半を演技できる実戦の体力が回復できているのか?フリーもまた、ファン皆祈る気持ちで観ていたはずです。後半の疲れている時の4回転などの高度な技は高得点になるというのは、故障明けの羽生選手としては不利です。

 フリーでの最初の4回転見事に成功してまた鳥肌が立ちました。それでも後半のジャンプまで体力が持つのか?行けー!頑張れー!とこちらまで手に汗握って応援しました。後半さらに後半の4回転ジャンプなど2度ほど着地で踏みとどまった時は、痛めた右足首ですべて着氷して足がもつのかというくらい、ギリギリの状態だったと思います。

 優勝選手インタビューで『右足に感謝しかないです。』という言葉には泣けました。どのスポーツでも名アスリートは皆、体のパーツパーツと対話しながら手入れを怠らないのは当然の世界なのでしょうが、羽生選手は誰も届かない高みにチャレンジするための4回転ルッツの練習で怪我をしたわけです。だからこそ、「右足よ、最後までもってくれ」と祈りながらの演技だったのでしょう。

 終わった後の余力を全く残していない、フラフラの状況、それでも息を整えて四方に深々と御礼をする羽生選手。まさに「魂を揺さぶる4分半」でした。今回は、ショートプログラムで失敗して17位に沈んだジャンプの名手米国のネイサン・チェン選手の2日目フリーの演技も、ソチ五輪の浅田真央選手の2日目フリーの演技に勝るとも劣らない魂の演技でフリーの得点として羽生選手を大きく上回りました。ネイサン・チェンの4回転ジャンプをすべて完璧に演技した状態を超えるために、羽生選手もまた4回転5種類すべてを習得しようとしたのでしょう。

  1. 高みを目指すためにとにかく向上心を持つ
  2. そしてその未体験ゾーンに設定した高い目標に向かって考えられる練習をやり切る

 

 オランダ留学して勝者の哲学を肌で学んできた女子スピードスケートの小平奈緒選手もそうですよね!この2つの事の凄さと感動を五輪はいつも僕たちに思い起こさせて突きつけてくれます。

社長 

代表取締役 樋口繁樹

 

2018年1月のメッセージ

『 一隅を照らす 』

 

 新年明けましておめでとうございます。

 昨年の漢字は「北」。何かと寛容さがなくなり、衝突めいた話が多くなってきているような流れを今年は断って、皆仲良く!などとは言いませんか、多様性や個々の相違を認め合い、許すことのできる懐の広い社会の流れに変えることができないのか、また自分やその周辺ではそうありたい、と心より願うものです。

 昨年も押し迫ったある早朝、いつものようにウォーキングに出かけようとマンションを出ると、戸建て住宅街のゴミ集積場の生ゴミが、カラスの仕業でしょうか道路全体に2~3m四方に散乱しすごい状況になっていました。近くに収集車の音が聞こえていたので、担当の人は大変だな~、と思いながら、30分後に帰り道にまたそこを通ると、ビックリ仰天、ほんとに塵一つなく収集されておりました。感動しました。

 「一隅を照らす」という言葉があります。最澄の言葉ですが、その道を極める、なくてならぬ存在。皆がそれを見ているわけではありません。散乱したゴミに気がついたのは、その時間帯にそこを通り過ぎた僕も含めた何名かの人だけですよね。単なるプロ意識というのではなく、自分の職務に対するロイヤルティー≪誇りといった方が適切でしょうか≫を感じました。どのような立場や地位であろうが、こういった姿勢で取り組めば、感動を与えられるような仕事ができるはず。

 今年もラプロス丸は一人一人ご気持ちのこもった仕事で皆様の期待に応えていきたいと思います。

 御指導御声援、どうぞよろしくお願いします。

 代表取締役 樋口繁樹

 

2017年11月のメッセージ

『 秋を感じる 』

 

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  秋深まる季節、我が家のマンションの1階玄関前のキンモクセイの香りが朝の出がけにふと心を和ませてくれます。春の沈丁花とともに、僕の大好きな季節感を感じさせてくれる香りです。

運動会、文化祭、食のイベントなど、秋は季節を感じさせる催事には事欠きませんが、ふと一瞬目の前をよぎっていくような、自然界の香りや風景の方が僕としては季節を実感できます。

 先日は朝のウォーキングコースの池の脇に赤や白の彼岸花が一気に咲き誇り、お彼岸前のまだ夏が続いているような30℃近い暑さだったのに、どこに体内カレンダーがついているのでしょうか?と不思議な気持ちがしたものです。でも、おかげで忙しさにかまけてお彼岸に実家に帰れない不義理を思い出し、心の中で先祖にお参りできました。

 風景もそうですが、香りは特に過去の思い出や出来事が一瞬に甦ってきますよね。それも好い香りは、懐かしい、また良い思い出とともに。キンモクセイは一人暮らしにも慣れて気持ちも乗ってきた大学1年の学園祭のころの思い出が最初に浮かんできます。なぜか松田聖子の「風立ちぬ」というヒット曲とともに。(今や懐メロですが…)

 山の野焼きの草やわらの焼けた匂いは、小学生のころの晩秋の故郷の遊んで遅くなった肌寒い薄暮の帰り道を思い出したりします。この場合は、黄昏泣きという言葉があるようにちょっぴり切ない気持ちもよみがえってきたりします。

 プラスの志向で前に前にと事を進め、また時間を進めたがる僕たち現役真っ盛り世代にとっても、香り、風景、音楽などをきっかけとして昔を振り返り懐かしむ、立ち止まって見る、ちょっとした心のゆとりも必要かもしれませんね。

五木寛之の「孤独のすすめ」というエッセイに円熟期を迎えた人生の楽しみ方でそんなことが書いてありました。

過去や思い出を振り返ることは決してマイナスの作業ではない。しみじみと過去を思い出し自分の人生をなぞっていく、孤独を恐れずにむしろ楽しめる幸せな時間…、だそうです。

現役世代にも当てはまりそうですね。

とはいえ、日々の 時間のやりくりの中では、円熟期の境地で楽しむところまではなかなか至りませんが、ま~、秋の夜長にそんな 時間を過ごすのも一興かと思う次第です。

代表取締役 樋口繁樹

 

2017年9月のメッセージ

『 8月15日のこと 』

 

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  8月15日の終戦記念日~一昨年は終戦70年という節目を迎えメディアで太平洋戦争のことが各局・各紙で取り上げられました。

今年もあと1年少々で元号が替わることがあるのか、時代の節目で世界各地のパワーバランスが崩れ危ない匂いを感じるからなのか、もちろん戦中を生きた世代の語り部の方たちの高齢化で、今のうちに記録を残しておかないといけないということもあるでしょう、多くの特番や特集が組まれていました。

 悲惨さや凄惨さを伝える原爆投下や各地の大空襲、沖縄戦、特攻隊のことはこれまでも多く取り上げられて来ました。

今年特にショッキングだったのが、満州での731部隊の生体実験と細菌兵器を取り上げた8月13日のNHKスペシャルです。旧帝大医学部などの医学者による満州での細菌を使った生体実験の証言で作られた特番でした。そしてその実験記録は、医学者たちの無罪放免と引き換えにGHQがデータを引き取り、その後米軍により朝鮮戦争でも再検証された、というような筋立てでした。

 そして、当事者の医学者たちはその後日本に引き揚げてきて、黙して語らず(そうしないと歯止めが効かない、精神が持たないということもあるでしょう)各大学に戻り学長やその分野の権威にまで上り詰めた者もいれば、良心の呵責に苛まれて懺悔して謝罪し、自らの命を断った者もいる。そして、戦争の前線では人間が狂う、麻痺してより激しく残酷を競うようになっていくのです、という証言もありました。

 そんな番組を見たあと、里帰りした実家でその番組の話をしていたら、父から「当時自分は13才の軍国少年~周囲も皆そうだったが~、次の年14才になれば少年志願兵として志願するつもりが、玉音放送で敗戦を知った、それが自分の13才の8月15日という日」と聞きました。

年に一度ですが、この日はお盆期間でもあるので、 当時の世の中の出来事だけでなく、自分の家族や 身近な方の戦争体験を聞き、読み、見てのことを 平和への思いを強く持つ、そんな8月15日がこの先も 戦後100年、戦後150年とずっと続いてほしいと強く 願うものです。

 

代表取締役 樋口繁樹

 

2017年7月のメッセージ

『 ウォーキング便り 』

 

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  家のすぐ近くの調整池が散歩コースとして整備されて10年あまり。

その頃から朝のジョギングをウォーキングに替えて、池の周りを回るようになりました。朝5時半からの僕のルーティンです。休みの日は日中や夕方、気の向いた時にブラブラ歩いています。

 この春から夏にかけての季節は、睡蓮の花が時間帯によって咲いていたり萎んだり。

 最近久々に新しい生命の誕生に遭遇しました。

鴨の親子の登場です。生まれたての子鴨9羽を引き連れて母鴨が泳いでいます。最初に見たときは手のひらにも余る程度の子鴨で、歩く人皆足を止めて見入っていました。

1~2週間すると7羽になり5羽になり、(写真は5羽の時)今日は3羽になっていました。独り立ちできるほどまだ成長しておりませんでしたので、これも自然界の摂理でしょうか。烏や鳩あたりでしょうかね~?生き残った3羽の鴨ちゃん、どうか母鴨から独り立ちするまで、無事を祈ってますよ!

 一方、池から散歩道と反対側の芝生の土手では亀(我が家のカメ吉はミドリガメですが、これはゼニガメ?)の産卵の場に出くわしました。

土手に足で穴を掘りながら うずくまって卵を産み付けている様子です。卵のままで鳥にやられちゃうかもしれません。 それこそ土手で孵化し、散歩道を無事交通事故にあわずに天敵にやられずに渡り切って、無事に池にたどり着くのはそれこそ 万に一つの奇跡に近い確率なのかも。まだ卵のカメちゃんも、どうか奇跡を手繰り寄せて池に帰還してね!

今月のウォーキング便りでした。

代表取締役 樋口繁樹

 

2017年5月のメッセージ

『 早熟晩成 』

 

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 大相撲が若貴時代以降、久方ぶりに盛り上がってきました。

 横綱稀勢の里の登場です。

 初場所での初優勝後の横綱審議会で満場一致で推挙され新横綱の誕生、待ちに待った日本人横綱で沸いた大阪春場所は一気に12連勝。全勝優勝も期待された中で、13日目の日馬富士との対戦でまさかの左肩の負傷。なかなか筋書き通り格好よくいかないよね~、でも休場で準優勝でも充分に新横綱の責任を果たしたよ~、ありがとう稀勢の里!と一ファンとして気持ちを納得させていたところ、何と14日目に志願出場!

え~!稀勢の里が師匠の故隆の里親方から学んだ横綱の責任とは皆勤で土俵に上がることなのか!と改めて別の感動でいっぱいになり、14日目に鶴竜にさすがに力入らず一方的に敗れた時(余談ながら、この勝負がついた後に転んだ稀勢の里関にリスペクトの眼差しで手を差しのべた鶴竜にも僕は感動しました)は、しょうがない、でもこの状態でもファンに期待を持たせながら、土俵入りもしっかり務めた横綱は凄い、とまたまた納得させていたのに、千秋楽も出場。

そこで照ノ富士に本割りと決定戦2番続けて勝つのは、この肩の状態ではさすがに不可能でしょ、でも15日間皆勤で本当にご苦労様、感動しました。と気持ちは納得、自己完結していたところに、連勝での奇跡の優勝です。参りました~。テレビで観て(しかも生中継でなく夜のニュースで観たのに)泣けてきました~ほんと。

 稀勢の里いわく、自分は《早熟晩成》タイプである、不器用だけどコツコツと自分を追い込んで努力を惜しまない、方向性を信じ信念を持って進んでいくのだ、と。

早熟晩成とはすごい言葉だなと思います。持って生まれた才能を生かせてなお努力を怠らない力士しか、そもそも大関になれないでしょう。さらにその先も、自分の中で妥協を許さずに自分の肉体年齢はマイナス5歳の25歳とし、40歳までは横綱を務めようと。

師匠の隆の里関も糖尿病を克服して、身体に筋肉をつけ千代の富士全盛時代に対戦成績で勝ち越し全勝優勝も数回の、おしん横綱と呼ばれた凄い芯の強いイメージの求道者タイプの力士でした(千代の富士ファンにとっては憎たらしいライバルだったでしょうが)。

 前にこの欄でイチロー選手や三浦知良選手のことを書きました。あと、最近現役を引退した浅田真央選手。皆、自分の追い込み方が、半端ではありません。一流アスリートとしての責任感も凄いです。

でも原点はその競技を愛している、そして自分とその競技を育ててくれるファンごと愛している、ということなのかな~と僕なりに思ったものです。

浅田真央選手の引退会見も泣けました。僕の愛読書『NUMBER』誌の引退特集号17万部が数日間で売り切れて3万部増刷したそうです。長くなりそうなので、浅田選手のことは別の号でまた書きますね。

代表取締役 樋口繁樹

 

今月のメッセージ

『 中学生~14歳の天才 』   という題名をつけたら、皆さんは将棋の藤井聡太七段、卓球の張本智和選手、サッカーの久保建英選手あたりをすぐに思い浮かべるかもしれません。僕の今年の目標の一つは読[…]


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